保育園看護師が考える保育園での薬の投与について

転職活動

はじめに

保育園で看護師をしていて思うこと、それはなぜ保育園では薬の投与をするときに処方箋やお薬のことがかかれているものがないのかということです。

それぞれの園で決まっているため保育園に看護師がいれば薬を飲ませてくれる保育園もあるというのも事実です。

それでは保護者も納得できないのではないかあっちはよくてこっちはダメなのはなぜかと思うのではないか思いました。私の保育園で薬を投与することについてまとめておこうと思い書こうと思いました。

保育園での薬投与はしてもいいものなのか。

保育所保育指針解説書によると

保育所保育指針解説書より抜粋したものをみると

こちらの文章は日本保育保健協議会のHPのものになります。

https://nhhk.net/⇦日本保健協議会のHPはこちらから。

④与薬への留意点

保育所において薬を与える場合は、医師の指示に基づいた薬に限定します。その際には、保護者に医師名、薬の種類、内服方法等を具体的に記載した与薬依頼票を持参してもらいます。

○保護者から預かった薬については、他の子どもが誤って内服することのないように施錠のできる場所に保管するなど、管理を徹底しなければなりません。

○与薬に当たっては、複数の保育士等で、重複与薬、人違い、与薬量の誤認、与薬忘れ等がないよう確認します。

○座薬を使用する場合には、かかりつけ医の具体的な指示書に基づき、慎重に取り扱う必要があります。

つまりどうゆうこと?

・市販薬は投与できず、医師に処方された薬を投与するためには与薬依頼表を持参する

→市販薬は投与できないし、与薬依頼表が無ければ投与できない。

・管理を徹底する

→鍵付きのところに入れておく、子どもの手が届かないところにおくことができない場合は薬を預かることもできない。

与薬するときはダブルチェックを行い人違いなどがないか確認する。

→必ずダブルチェックする人数がいる為保育園全体で

把握が必要。ダブルチェックマニュアルも必要。

・座薬を使用する場合はかかりつけ医の具体的な指示書が必要 ということ

→ダイアップなどの場合体重で量がかわってくるので

定期的に指示書の確認が必要

ということになると思います。

保育園での薬の投与について保育園看護師はどう思うのか。

これは私だけの意見になってしまいますが、

はっきり言うと、怖いので

投与したくないのが本音です。

看護師さんならわかると思いますが、病院でも内服の投与って人間違い、薬が間違っていないか、薬の量が正しいか確認しますよね。

たとえひとつに袋にまとまっているとしても、一粒一粒確認したりしています。

しかし、それが保育園になると、処方箋なども見ずに投与しなくてはならない状態もあります。正直、本当に子の子のものなのか、いつ出した指示なのか、あいまいな時もあります。

それに保育園看護師がいればいいですが、いなければ保育士さんか軟膏などする場合があります。

そうすると、医療者じゃない人がすることになります。

これもまた、不安で、怖いです。

もおすこし薬を投与するということは一度も失敗は許されないものという意識が必要であり、保育園では極力投与するべきではないというのが私の考えです。

それも投与しなくてはいけない時はどうしたらいいのか。

園で投与しなくてもいい状態を作るには。

・病後児、病児保育に行く

看護師が確実に投与してもらえるからです。

・保育園では投与しないということを医師に伝える

朝夕に投与を変更してくれたりします。それでも医師が保育園での投与が必要(軟膏など)と言われた場合は指示書を作成してもらい、保育園と相談する。

園で投与しなけばならない時の投与方法

・医師の指示書、与薬表を必ずもらってきてもらう。

・投与するときはかならず指示書や与薬表でダブルチェック。

・薬をもらうときはかならず手渡しで、受け取ったら鍵のかかる箱に入れる。

・空袋をとっておき内服確認を親にしてもらう、軟膏などは毎日もって帰ってもらう。

・わからない薬をわからないまま投与しない

・座薬など体重によって量がかわる物は指示がかわっていないか都度親に確認し、更新されるたびに指示書を用意してもらう。それ以外は預からない。

※園の薬投与マニュアルは作成が必要だと思います。

必ずみんなが周知するべきだからです。

保育園で投与することの危険性について

例にホクナリンテープを貼ってきている子を例にあげて説明します。

ホクナリンテープを付けている本人は息がしやすくなりいいかもしれません。

しかし、同じクラスにその薬のアレルギーの子がいて触ってしまったり、間違えて剥がれて口にもってい誤飲してしまい窒息してしまうときなども保育園は集団生活なので起こります。

保育園側は貼ってきている子だけでなく周りの子のことも守らなくてはいけないのです。

だからみんなが安全に集団生活を送れるためにも、保育園では投与することを避けないと思うのです。

おわりに

保育園で薬を投与してもらうことができれば子どもも日中快適に過ごせるかなとも思いますよね。

ですが、保育園は基本元気な子が来るところなので内服をしたりする子には対応できないのが現実です。

安全に投与できるかも不安になってきます。危険なことがおこるかもしれないという認識をしながら

子どもの薬投与について保育園も、保護者も考えていけたらなと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました